介護士の仕事は介護度で決まる

一概に介護士といっても、その仕事内容は様々です。未経験の人だったら、どんな仕事をするのか想像がつかないことも多いかもしれません。介護には、「要介護度」というものが存在します。日常生活を送るにあたって、どの程度の介護が必要なのかが8段階で決められているのです。

8段階とは、「自立」「要支援1~2」「要介護1~5」の計8段階が定められています。数字が大きくなるにつれて介護の必要が大きくなってくるのです。まず、要支援と要介護の違いは、要介護になると、介護施設などの介護サービスが受けられるようになります。要支援だと、介護予防サービスと呼ばれるサービスが使えるようになります。

この差ですが、要支援の場合は、基本的に自立して生活ができるものの、部分的に介護が必要な場合があります。要介護は、一人では生活が困難な場合を指します。食事をしたり、排泄の介助が必要となってくるのです。また、運動能力の低下だけで決まるのではなく、思考力や認知の具合などでも判断されることもあります。

要支援の利用者の介護士の仕事は、入浴介助、利用者がショートステイなどにくれば、そこで部分的な介護を行います。また、要介護認定を受けた高齢者は、特別養護老人ホームに入居することが可能です。そこでは、食事、入浴、排泄など、生活の基本となるすべての介助を行うことになります。利用者の介護度で、多少の介護の仕事内容は変わってきますが、どちらも責任重大な仕事です。しっかりと調べて、その人に合った手助けをするのが望ましいのです。