「特養」で仕事をする介護士のメリット

施設によって利用者の介護度は違います。ですから、どこの施設で働くかによって働き方、仕事内容など大きく変わります。これから介護士として働く人、介護士に転職しようと思っている人は、まずどんな施設で働きたいか決める必要があります。中でも特別養護老人ホーム(特養)は、要介護レベル3~5の方が利用する施設です。介護度の高い特養で働くメリットは、「スタッフ、利用者と家族のようになれる」ことです。利用者が居住している施設なので、そこで働く施設は、利用者にとっては、まさにファミリーといえるでしょう。

介護度の高い特養で働くメリット2つめは「介護スキルが上がる」ことです。要介護3以上の方が入所しているので、寝たきりの方、自分で移動できない方なども入所しています。ベッドからの移乗、起こし方、車いすでの移動など毎日のことですから、自然と介護スキルは上がります。お金を貰ってスキルを身に着けさせてもらっていると考えれば、これは大きなメリットです。

3つめのメリットは「入浴日をずらせる等、融通が利く」こと。たとえば、デイでは決まった曜日しか来ない利用者の方が多いので、絶対にその日に入浴しなければいけません。入居タイプの特養ならば、その日の作業量に合わせてスケジュールの調整が効くというメリットがあります。

4つめのメリットは「レクリエーションが苦手な人でもOK」なところです。他の介護施設と比べるとレクが少ない特養なら、レクが苦手でストレスになる…という介護士の方も安心して働けます。