介護度が高い人を扱う介護施設での仕事

介護施設によって、どの程度の介護度の利用者を扱うかは異なってくるため、介護度別の仕事の内容を理解しておくことは重要です。特に要介護度が高い人が多い介護施設では、気を付けるべき点があることを思いに留めておくとよいでしょう。

例えば、要介護5の方は、食事や排せつ、入浴などの日常生活全般に介助が必要です。24時間介護が必要で、医療的なケアを受けている人も少なくありません。寝たきりの方であれば、床ずれに細心の注意が必要になります。定期的に体位交換を行ったり、体に合った寝具を使用したり、パジャマや下着の締め付けがないように気を配ります。栄養状態が床ずれを引き起こす原因でもあるため、栄養をしっかり取るよう見守ることも大切です。

寝たきりの状態が長くなると、筋肉や関節が委縮したり、動きにくくなります。また、誤嚥性肺炎や血栓塞栓症などが起きやすくなったり、自律神経失調症や精神障害を引き起こすこともあります。寝たきりであっても、食事の際は、リクライニングの角度をつけて、座って食事をするような姿勢をキープできれば、誤嚥性肺炎を防ぐのに役立ちます。利用者の状態に合わせて、座る時間を増やしたり、関節をゆっくり動かしたり、簡単な運動を行うよう、サポートするとよいかもしれません。

要介護度が高いと、排せつのサポートをする機会も増えます。その際、利用者の自尊心を傷つけないように配慮することも重要です。利用者自身ができることはやってもらい、できない部分のみをサポートする姿勢が大切です。排せつに失敗しても、恥ずかしさを助長するような言い方をしないよう心がけます。